2023.12.19 | わくわく食育
こんにちは、給食室です♪
11月21日にあやめ組にかきのもとの菊もぎの手伝いをしてもらいました。
「かきのもと」とは新潟市の“食と花の銘産品”にも指定されている食用菊のことです。
また、かきのもとの「がく」から花びらを取る作業を新潟の言葉で「菊もぎ」と言います。
あやめ組の保育室にかきのもとを持って行くと、
「あ!かきのもとだ!!」
と認知している子が数名いましたが、
最初にかきのもとの紹介として
・菊という花であること
・他の地域では別の名前で呼ばれていること
・新潟では昔から食べられている伝統的な食べ物であること
について話しをしました。
菊もぎの方法を教えてから、菊もぎに挑戦!!
・・・の前にせっかくなので少しかきのもとを観察してみます。
「いいにおいがする~」「ぷにぷにする!」
「おはなのまんなかはきいろなんだね」「こっちのは(まんなか)しろいよ?」
と匂いを嗅いでみたり、触ってみたり、お友だちのものと比べてみたりとたくさんの発見があったようです。
いよいよ菊もぎをします。
「花びらはたくさん掴んで引っこ抜くと切れちゃうから、外側から丁寧に抜いてね」
と栄養士がアドバイスをすると、最初はどのくらいの力を入れたらいいのかわからず、1枚ずつ花びらを取っている様子でしたが、慣れてくると3枚、5枚とあっという間にかきのもと1つを菊もぎできるようになっていきました。
たくさん菊もぎをする中で、新たな発見もあったようで、
「こっちのかきのもとはすごいひらいてるよ?」
「はなびらのながさがちがう!」
「わたし3回でぜんぶとれたよ!」
「(菊もぎを)やるまえはむずかしいとおもったけど、やってみたらかんたんだった!」
と様々な発見や感想を教えてくれました。
お手伝い用のかきのもとが大量だったので、菊もぎを終えるまで20分かかりましたが、全員最後まで夢中になって取り組んでいました。
あやめ組が菊もぎをしてくれたかきのもとは翌日の給食で「かきのもとのおひたし」に変身して登場しました。
お手伝いをしてくれたあやめ組はもちろん完食☆
たくさんおかわりをしてくれました。
他のクラスでも「あやめさんがお手伝いしてくれたんだよ~」と伝えるといつもよりかきのもとを食べてくれる子が多く、食べられなかった量もわずかでした。
この日、栄養士が一番嬉しかったことは
「おおきくなったらかきのもとをつくるひとになりたい」
と言ってくれた子がいたことです!
こうした食育活動を通して食文化について子どもたちにもっともっと興味を持ってもらえたらいいなと思います。
次回の食育もお楽しみに♪